埼玉県は9日、大手ステーキチェーン「どん」(鶴ケ島市)が運営する「ステーキのどん」の県内2店舗で、病原性大腸菌0157による食中毒が発生したと発表した。



県によると、食中毒症状を訴えたのは、越谷市の「ステーキのどん越谷南町店」と東松山市の「ステーキのどん東松山店」の2店舗で食事した10〜30代の男女4人。


8月13〜16日に「角切りステーキ」などを食べ、下痢や腹痛を訴えたという。いずれも快方に向かっているが、越谷南町店で15日に食事した男子小学生が19日間入院した。



食材の牛肉はカナダ産で、鶴ケ島市の本社工場で加工されたもの。肉は東日本エリア64店に流通しているという。



県は店での肉の加熱不十分が食中毒の原因として、9日付で2店舗を3日間の営業停止処分とした。